Exibea:自宅のエネルギー管理をクラウド化

Exibea社は顧客の意識を高めることで、エネルギー使用量を削減。

Home / Japanese / IoT導入事例 / Exibea:自宅のエネルギー管理をクラウド化

ポイント

背景

Exibea社はTelenor Connexionとの緊密なパートナーシップのもと、「Eliq」を開発しました。家庭でのエネルギー管理にイノベーションをもたらすEliqは、スマート電気メーターに取り付けられたセンサーとの間でワイヤレス通信を行います。

Eliqのシステムは、ユーザーフレンドリーなタッチスクリーン式ディスプレイ上に、電気に関するすべての情報をリアルタイムで表示します。さらに、その情報はスマートフォンやタブレット、パソコンでも確認できます。

エネルギーの大半は、家庭で消費されています。そこで、エネルギー消費量を分かりやすく表示し、スマートで費用対効果の高いエネルギー使用を実現する――それがEliqの基本コンセプトです。

エネルギー消費量を表示することにより、家庭における電気料金は25%減り、二酸化炭素の排出量も大幅に削減されます。このことは、複数の科学的研究によって確認されてきました。そこでExibea社は、家庭におけるエネルギー消費意識の向上に着目したのです。

「多くの家庭では、大量の電気を無駄にしていることに気付いていません。その事実にいち早く注目した私たちは、人々が自らの電力消費のスタイルに気付き、改善するためのスマートでユーザーフレンドリーなツールへのニーズがあると考えました」

Exibea創業者・CEO ヨアキム・オタンダー氏

挑戦

Eliqには高度なビジュアル表示機能とともに、家庭用にふさわしいシンプルな操作性が採用されており、一般家庭に必要とされる情報だけを分かりやすく伝えます。また、直観的に操作でき、リアルタイムで状況を把握できる上、各家庭で削減したエネルギー消費量を節約した電力料金の形で表示したり、エネルギー消費量と二酸化炭素排出量の推移を確認したりすることも可能です。

「Exibeaはいわば、コンセプトを開発する会社です。そのコンセプトをソフトウェアとしての実装や装置開発にまで導いてくれる、長期的なパートナーを必要としていたのです」

Exibea創業者・CEO ヨアキム・オタンダー氏

ソリューション

Telenor Connexionはその能力と経験を生かし、Exibea社を設立当初から支援してきました。エンジニアリングとハードウェアの連携によって実現したこのシステムにより、使用エネルギーの計測とクラウドへの送信が可能になり、エネルギー使用量の可視化や専用アプリによる管理も実現しました。

Eliqは、エネルギー計測と情報の可視化をリアルタイムで組み合わせ、その分析結果を分かりやすい形で家族に提示することができます。また、エネルギー消費に対する意識を高め、Eliqの活用を促進するために、FacebookのようなSNSと連動させることも可能です。

成果

私たちは将来にわたる成長を確信しています。ネットワーク化が進む今日の世界では当然の流れとも言えますが、アプリやウェブを活用したオンライン型のエネルギーソリューションであるEliqにさらに力を注ぎ、家庭でエネルギーを管理するためのソフトウェアの開発を推進します。Telenor Cloud Connectとの連携によるフレキシブルなソリューションが私たちの強みであり、これによって大量のデータをクラウド化できるようになりました」

Exibea創業者・CEO ヨアキム・オタンダー氏